ここ数日暖かい日が続いていますね〜おひさま
暖かくなるのは嬉しいですが、花粉症の方にとっては辛い季節がやってきますね。
私は有難いことに全く無縁なのですが、院長はかなりひどい花粉症です(スギではないらしいですが)。

そんな院長が講師を務めたペットフードセミナーを2/22に当院で開催しましたので、その内容をご報告します!

以前、尼崎の大川工務店さん(当院の内装工事を請け負ってくださいました)からご依頼を頂き、そちらで飼主様向けのフードセミナーを院長が行いました。その際飼主の方々の反応がとても良かったので、ぜひ自分の所でもやろうということでこの度の開催となりましたきらきら

今回の内容は、「簡単なペットフードの選び方と豆知識」です。



当院の患者様やホームページをご覧になった方はご存知かと思いますが、院長は約10年間ペットフードメーカーに在籍し、多い時は毎日のように動物病院に赴いて院内セミナーを行っていました。(ペットショップや学校、一般の飼主様向けのセミナーもたまにありました先生

相変わらず上手いこと喋るなぁと思いながら脇で聞いていたのですが、本人曰く久しぶりで上手く喋れなかったそうです笑


矢印セミナー風景です。
  当院待合室で行いましたねこ

こちらの予想より多くの飼主様にお越しいただき、質問コーナーは大変盛り上がりました手手手


こういったセミナーは、飼主様にわんちゃんねこちゃんの病気や食事、予防などについて理解を深めていただくために開催するのですが、病院にとっても勉強させてもらえる非常に大切な場なのです。
病院にとっての勉強とは何か?……それは飼主の皆様から挙げられる、質問の数々です電球

当院は「どんな些細なことでも相談できる病院」であることをモットーにしていますので、何か気になることや分からないことはないか、診察中やお会計時に飼主様になるべくお聞きするようにしています。
しかし診察が立て込んでいたりするとそれを忘れてしまうことがあったり、飼主様が気を遣って遠慮されるケースもあります。
ですが診察とは関係のない話題(例えばフードのことや、しつけのことなど)ほど、ご家庭で困られているケースが多いんですよね泣く

そこで、セミナーです!
院内セミナーは、獣医師や専門家から飼主様へ知識を一方通行に流す場では決してありません。そのテーマに関して飼主様が普段疑問に思っていることを、解決してその場にいる人々の間で共有できる場でもあります。

そして、私達獣医師にとっては、「飼主さんたちが普段どんなことを疑問に思っているのか」という貴重な情報を得ることができる大切な場なのです。

長いこと獣医師をしていると、「獣医なら知ってて当たり前」の知識がどんどん蓄積されていきます。そして、いつしかそれが「誰でも知ってて当たり前」、つまり常識だと錯覚するようになってしまうのですしぶっ4
常識(だと思い込んでいる)ので、説明を省いてしまったり、専門用語を使ってしまったり…そんな飼主さんにとって不親切な診察に繋がっていきます。これはいけませんうーん

飼主様からの質問で、「ああ、これはみんな知っている事ではなかった」「必ず診察時に説明しなくては!」と気付くことができ、それをまた日々の診療に還元していけるのです。


また長く語ってしまいましたが_| ̄|○
院内セミナーの良さ(?)、お分かりいただけましたでしょうか泣き笑い

今後も不定期ですが開催していきたいと思っています。
やりたいなと思っているテーマは、「肥満とダイエット」「シニアの特徴と日々のケア」「予防(ノミ・マダニ・フィラリア)について詳しく」「問題行動(トイレの失敗、無駄吠え、分離不安、何でも口に入れる等)」です。
予防系以外は私か院長が一からスライド作ってやりますので、開催まで時間がかかると思いますが汗
もし「こんなテーマについて聞きたい!」という内容がありましたら、ぜひお伝えください!

 

矢印今回はフードがテーマでしたので、サンプルとおやつをお土産で差し上げましたきらきら




伊丹 動物病院 トパーズ犬猫クリニック

 

久しぶりの更新ですきらきら

院内がバタバタと忙しかったり、順番に体調を崩したりとなかなかPCに触れませんでした_| ̄|○
阪神が瞬殺されてしまい、ショックで立ち直れなかったなどという訳ではありません笑

さて、少し前のことになりますが、院長がフードに関するセミナーをしましたのでご報告します。

ブログやホームページの自己紹介にあるように、院長は長年ペットフードメーカーに勤務していました。そこで主に動物病院の先生やスタッフの方々向けに犬猫の栄養学、各療法食の解説などのセミナーを行っていましたが、一般の飼主さんにも、動物病院やペットショップ主催のセミナーでペットフードの基礎などのお話を時々していました。

そんな経歴を持つ院長ですが、この度、当院の内装工事をお願いした尼崎の大川工務店さんからお声をかけていただき、飼主さん向けのセミナーをして参りました(こちらの工務店さんでは様々な種類のセミナーやイベントを定期的に開催されていますにこにこ)。

今回は「ペットフードの選び方と豆知識」というテーマでしたが、昔取った杵柄、院長パワーポイントでせっせとスライドを作ってセミナーに臨みましたダッシュ
結果、とても好評だったようです泣き笑い
手前味噌ですが、スライドよくできてるんですよ〜。チェックする時、「ほう!」「なるほど!」とか言いながら見てしまいました。同業者なのに(笑)
セミナーの様子は大川工務店社員の方がブログにアップしてくださったので、そちらをご覧くださいきらきら

大川工務店ブログ

写真のくまもん院長、イキイキしています矢印上

以前から計画するもなかなか実行できていないのですが、院内でも飼主さん向けセミナーを開催したいと思っています。
「参加したい」というお声や、「こんなテーマのセミナーが聞きたい」などのご要望がありましたら、ぜひお聞かせくださいねこ
 

 

先日の日曜日に、病院のお休みを頂いて勉強会に行ってきました。
勉強会は日々の診療に活かすために参加しますが、それを患者さんに還元できなければ意味がありません。
とはいえ診察中に、その時の症状とは全く関係のない話をする訳にもいきませんのであせ勉強会に参加した時は「こんなことを学んできました」というご報告をこちらでさせていただこうと思います。
ご興味がありましたらお読みいただいて、気になる内容があれば診察時にでもお声をかけていただければと思います。

さて、今回の勉強会はテーマが二つありました(いずれも新しく発売になった薬の話です)。
一つ目は、今までになかった「おいしいお肉タイプのノミ・マダニ駆除薬」です。

近年は飼主様の意識が非常に高くなり、ペットにノミ・マダニ予防をきちんとされるケースがとても多くなりました。
家族の一員である大切なペットのことをしっかりと守る、そんな飼主様が大勢いらっしゃることは本当に素晴らしいことだと思います。

ところで、なぜノミ・マダニ予防が必要なのかご存じでしょうか?
「ペットショップで言われたから」「病院で勧められて」「なんとなく」…という方も多いのではないでしょうか。
特にワンちゃんは予防しなければならないものが多いので、
  『ノミ・マダニ予防はされていますか?』
  『はい。春に血液検査してお薬もらいました』
  『それはフィラリアです』
  『あれっ?あせ
……こんな会話も病院ではよく聞かれます汗

ノミ・マダニ予防について、詳しくお話しするとそれだけで1時間超のセミナーができてしまうので(笑)まずは一言。
ノミ・マダニに寄生されると、「痒いだけではなく、命に関わる病気を引き起こす可能性がある」
これだけは知っておいてください。

少し詳しくご説明させていただきます(知ってるよという方は飛ばしてくださいねねこ)。
特に危険なのはマダニです。マダニによりバベシアという原虫に感染すると、ワンちゃんで重篤な貧血を起こし死に至ることがあります。
また最近では報道が落ち着きましたが、ヒトにSFTS(重症熱性血小板減少症候群)という病気を媒介します。2013年1月に国内初の患者が報告された新しい伝染病ですが、2014年6月までに西日本を中心に61名の方が感染し、22名の方が亡くなっています(うち2名は兵庫県)。ヒトにSFTSをうつすマダニと、ワンちゃん猫ちゃんに寄生するマダニは同じ種類です(フタトゲチマダニなど)。マダニ予防=ワンちゃん猫ちゃんだけの問題ではないのがお分かりいただけると思います。

ノミで厄介なのはノミアレルギー性皮膚炎です。ノミの寄生により、激しい痒みや脱毛を伴う全身性の皮膚炎が起こります。一度この病気を発症してしまうと、その後はわずかなノミの寄生でも皮膚炎に悩まされる生活が続きます。
上記以外にも、ノミ・マダニはワンちゃん猫ちゃん、さらに私達人間に様々な病気を置いていくとても厄介な寄生虫なのです。

これらの理由から、動物病院ではノミ・マダニの予防をお勧めしています。
さて、本題ですが(前置き長すぎしぶっ4すみません)
冒頭でお伝えしたように、この度全く新しいチュアブルタイプの美味しいノミ・マダニ予防薬が発売されました。

これまでノミ・マダニ予防薬と言えば、首筋にたらす液体タイプのものが主流でした。
このお薬は非常に優れており、発売から20年以上経っても獣医師が信頼して処方できるお薬です。
しかしメーカーによる調査で、飼主さんからこんな意見が多数寄せられたそうです。
・液体をつけられるのをペットが嫌がる
・じっとしていないので上手くつけられない
・シャンプーやトリミングの予定を調整するのが面倒
・薬が乾く前に子供が触ってしまう
       :
数え切れないほど処方してきたお薬ですが、飼主さん目線ではお困りのことも多かったんですね。

さて、もう一つの重要な予防であるフィラリアは、お肉タイプの美味しいお薬が主流です。
「喜んで食べるので投薬ストレスが全くない」「ペットが喜ぶのであげるのが楽しみ」というお声がとても多いお薬です。
フィラリアと同じように毎月行うノミ・マダニ予防にも、ワンちゃんが喜んでくれるようなお薬がついに誕生したのです。
液体タイプのお薬が苦手なワンちゃんと、そのために投与がご負担になっている飼主様にとって、新しいお薬が「ノミ・マダニ予防を嬉しいものにする」お手伝いをできるのではないかと思っていますきらきら

そんないいことづくめのお薬ですが、デメリットもお伝えしておきます。
・原料に大豆を使用していますので、大豆にアレルギーのある子には投与できません。
・食がとても細く、おやつなどを好んで食べない子は摂取できないかもしれません。
(メーカー調べで、1割のワンちゃんは食べなかったと報告があります。)
・薬が吸収される前に吐いてしまったり、ひどい下痢の時に投与したりした場合は薬の効果が出ない可能性があります。
・従来のお薬より、価格が少し高いです。

上記を踏まえて、液体のお薬か新しいお薬かを飼主様のご判断でお選びいただければと思います。
病院としては、どちらのお薬を選ばれても良いと思います。しっかり予防していただくことが重要なのです。
                
ここまでお読みいただいた飼主様の中には、猫の記述がない…とお気付きになった方もいらっしゃるかと思います。
はい。このお薬、残念ながら犬用のみの取り扱いとなっております。
体内における薬の代謝機構が犬と猫では異なります。今回の薬剤は、猫では十分な効果が得られないため製品化できなかったということでした。
液体のお薬を嫌がってうまくつけられない、基剤が合わずつけた場所が脱毛してしまう…などの悩みは猫ちゃんでもよくあるケースなだけに残念です_| ̄|○今後のお薬の進化に期待したいと思います。
 

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