- 2015.02.23 Monday
ペットフードセミナー
ここ数日暖かい日が続いていますね〜
暖かくなるのは嬉しいですが、花粉症の方にとっては辛い季節がやってきますね。
私は有難いことに全く無縁なのですが、院長はかなりひどい花粉症です(スギではないらしいですが)。
そんな院長が講師を務めたペットフードセミナーを2/22に当院で開催しましたので、その内容をご報告します!
以前、尼崎の大川工務店さん(当院の内装工事を請け負ってくださいました)からご依頼を頂き、そちらで飼主様向けのフードセミナーを院長が行いました。その際飼主の方々の反応がとても良かったので、ぜひ自分の所でもやろうということでこの度の開催となりました
今回の内容は、「簡単なペットフードの選び方と豆知識」です。
当院の患者様やホームページをご覧になった方はご存知かと思いますが、院長は約10年間ペットフードメーカーに在籍し、多い時は毎日のように動物病院に赴いて院内セミナーを行っていました。(ペットショップや学校、一般の飼主様向けのセミナーもたまにありました)
相変わらず上手いこと喋るなぁと思いながら脇で聞いていたのですが、本人曰く久しぶりで上手く喋れなかったそうです
セミナー風景です。
当院待合室で行いました
こちらの予想より多くの飼主様にお越しいただき、質問コーナーは大変盛り上がりました
こういったセミナーは、飼主様にわんちゃんねこちゃんの病気や食事、予防などについて理解を深めていただくために開催するのですが、病院にとっても勉強させてもらえる非常に大切な場なのです。
病院にとっての勉強とは何か?……それは飼主の皆様から挙げられる、質問の数々です
当院は「どんな些細なことでも相談できる病院」であることをモットーにしていますので、何か気になることや分からないことはないか、診察中やお会計時に飼主様になるべくお聞きするようにしています。
しかし診察が立て込んでいたりするとそれを忘れてしまうことがあったり、飼主様が気を遣って遠慮されるケースもあります。
ですが診察とは関係のない話題(例えばフードのことや、しつけのことなど)ほど、ご家庭で困られているケースが多いんですよね
そこで、セミナーです!
院内セミナーは、獣医師や専門家から飼主様へ知識を一方通行に流す場では決してありません。そのテーマに関して飼主様が普段疑問に思っていることを、解決してその場にいる人々の間で共有できる場でもあります。
そして、私達獣医師にとっては、「飼主さんたちが普段どんなことを疑問に思っているのか」という貴重な情報を得ることができる大切な場なのです。
長いこと獣医師をしていると、「獣医なら知ってて当たり前」の知識がどんどん蓄積されていきます。そして、いつしかそれが「誰でも知ってて当たり前」、つまり常識だと錯覚するようになってしまうのです
常識(だと思い込んでいる)ので、説明を省いてしまったり、専門用語を使ってしまったり…そんな飼主さんにとって不親切な診察に繋がっていきます。これはいけません
飼主様からの質問で、「ああ、これはみんな知っている事ではなかった」「必ず診察時に説明しなくては!」と気付くことができ、それをまた日々の診療に還元していけるのです。
また長く語ってしまいましたが
院内セミナーの良さ(?)、お分かりいただけましたでしょうか
今後も不定期ですが開催していきたいと思っています。
やりたいなと思っているテーマは、「肥満とダイエット」「シニアの特徴と日々のケア」「予防(ノミ・マダニ・フィラリア)について詳しく」「問題行動(トイレの失敗、無駄吠え、分離不安、何でも口に入れる等)」です。
予防系以外は私か院長が一からスライド作ってやりますので、開催まで時間がかかると思いますが
もし「こんなテーマについて聞きたい!」という内容がありましたら、ぜひお伝えください!
今回はフードがテーマでしたので、サンプルとおやつをお土産で差し上げました
伊丹 動物病院 トパーズ犬猫クリニック
- セミナー報告
- 18:08
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