本日の今日のおともだちは感動秘話(個人的に)ですきらきら


先日、製薬会社主催のセミナーに参加してきました。
そのセミナーの一部で、犬の飼育数を猫がついに超えたこと(テレビ見てても猫ブーム!猫ブーム!と言われてますよね)、犬猫共に保護施設などからの譲渡が増えるのではということを演者の先生が話していました。
その講義の途中、病院携帯(と私達が呼んでいる、転送用の携帯)に着信があったのでかけてみると当院の患者さんでした。
「先生、保護施設で里親を待っている子を引き取ろうか悩んでいるんですが…」とのこと。
(あまりにもタイムリーだったので、それを話して二人で電話口で笑っちゃいましたうれしい

その方が相談されたのは、その子が健常犬ではなくハンデを抱えている子だったためでした。
お話を伺った上でアドバイスをさせていただいたのですが、そのご家族の環境(先住ワンちゃん達をしっかりと飼育されていて、以前里親募集中の犬の一時預かり活動もされていた)から必ず責任をもって飼ってくださるだろうと思ったので、この子だ!と思われたなら前向きにご検討されてはという旨をお伝えしました。。

すると次の日、子犬を抱えたそのご家族が「先生…!目がハート」と満面の笑顔でご来院されました泣き笑い

それがこちら、3ヶ月の男の子、チワワのミカエルくんですハート



びっくりされた方も多いと思います。
私も純血種のワンちゃんで見たのは初めてでした。(理由は後ほど)

ミカエルくんの右眼は「小眼球症」です。字の通り眼球が小さい、生まれついての疾患です。

お顔のことなので、可哀想に…と胸をいためてくださる方が多いと思うのですが、左眼の視力がしっかりしていますので、実は生活にはあまり支障がありません。
目の病気で後天的に視力を失った場合でも、ワンちゃんにはよく利くお鼻があり、そもそも視力にあまり頼らない生活をしているので驚くほど普通に生活できる子もいます。
(以前勤務していた病院で同じ症状の子猫を診たのですが、その子も「片目がない」だけで元気いっぱいに暮らしていましたねこ

ミカエルくんは生まれつき片目で生活しているので、おそらく本人は全く不自由を感じていないものと思われます。
というのも、ミカエルくん、めちゃくちゃ元気なんです〜ハートハート
実に子犬らしく、家中を走り回っているそうですよダッシュ
先輩チワワちゃん3頭に、「遊ぼうよー‼」と子犬らしい圧をかけているみたいです。


撮影に苦労することが多い今日のおともだちですが、ミカエルくんはカメラを向けた途端にカメラ目線で静止!


矢印さっきと違う写真ですよ笑

少し笑ってますね〜かわいい
めちゃくちゃ人懐っこいので、カメラを向けてない時はしっぽをプリプリ振って突進してきてくれます。
そんなミカエルくんにご家族もメロメロで、愛情をたっぷり注がれてすくすく成長中ですハート


さて、この小眼球症はよくある疾患ではありません。
先天性疾患で、眼球自体が存在しない無眼球症という疾患もあります。
ミカエルくんは眼球は小さいながらありますが、外斜視(目が外側を向いている)があり右の黒目の部分が隠れてしまっているため視力の確認ができていない状態です(視力は問題ないケースから全くないケースまで様々です)。

日本では、ワンちゃんはペットショップで入手するのが一般的です。
ブリーダーさんの元からショップへやってくるのですが、ショップへ行くのは健康な、「商品」として問題のない子達に限られます。
病気によっては幼少時には疾患があることが分からず販売されるケースもありますが、初めから分かる疾患があった場合、ショップで販売されることはありません(きちんと病状を説明した上で、相場より安く売られるケースはあります)。


ミカエルくんは、そんな「売ることのできない」ペットを保護して里親を待つ施設から飼主さんの元へやってきました。
昔はまず表に出ることのなかったこういう子達に、あたたかいお家が見つかる時代になったんだなぁ…と胸が熱くなりました泣く

飼主さんご一家は、新しい家族となるワンちゃんを探している時に施設でミカエルくんと出会ったのですが、その時「新しい子をショップで買うなら、そのお金をこの子の目のために使ってあげよう」と思い、ミカエルくんを迎えることを決意されたそうです。
思わず感涙です号泣
愛情深いご家族に出会うことができて、ミカエルくんは本当に幸せなワンちゃんです感動


矢印おでこの模様もチャームポイントハート


ミカエルくんのお家には先輩わんこが3頭います。
私は飼主さんが新しいペットを迎えられた時、新入りちゃんの名前を先住の子の名前から予想するのを密かな楽しみにしていますにへ
ということで、初診時名前が決まっていなかったミカエルくんもこっそり予想したところ、候補3つの中に見事入っていました!
という、個人的に嬉しかった話で締めさせていただきますぽっ
 

平成28年度の狂犬病予防注射を開始しました。
(ワンちゃん登録済みの方は、市からのハガキが今月末頃に届きます。)

接種・登録共にご来院いただければいつでも可能で、料金は集合注射で接種される場合と全く同じです。


【伊丹市にお住まいの方】
料金は昨年と同じ3,400円(注射料2,850円+注射済票交付手数料550円)です。
初めての接種で市に登録をされる方は、別途登録料3,000円が必要です。
接種当日に全てのお手続きが完了します。

【尼崎市にお住まいの方】
当院にて接種・ご登録いただけます。
ただし済票等のお渡しは接種当日ではなく後日となります。

【伊丹・尼崎以外にお住まいの方】
当院にて接種は可能ですが、お手続きの代行は致しかねます。
接種の証明書を発行いたしますので、飼主様ご自身でお住まいの市等へお手続きをお願いいたします。


狂犬病予防接種料金には、飼主様に代わって当院が市へ納める、飼主様からの預り金が含まれています。
そのため、狂犬病予防接種料金は現金でお支払いくださいますようお願いいたします。
(狂犬病予防接種と同時にその他の診察を受けられた場合、狂犬病以外のお支払いをカードで承ることは可能です。その際は会計時にお申し付けください。)

市からのハガキや封書が届いた際は、来院時にご持参くださいますようお願いいたします。



さて、伊丹(宝塚や川西もですね)で狂犬病シーズンのお楽しみと言えば…犬シールですよね!(私だけですか?犬
これです↓


矢印昨年度のシール

伊丹にお住まいの方は当たり前と思われているこのシール、実は地域によって全然違うのをご存知ですか?

一昨年初めてこのシールを手にした私の感想は、「か、かわいい〜!ハート」でした。
狂犬病シールと言えば「○の中に犬」的なものとか、そもそも私の地元ではシールそのものがなかったような…(うろ覚え)。
これだけ可愛らしいデザインだと、玄関に貼ろうかなという気になりますよねきらきら

ちなみに一昨年はピンク、去年は黄色でした。
さて今年は? ←これが私の楽しみです。予想するのが笑
接種される方はぜひ予想して、受け取りの際に少しワクワクされてみてはいかがでしょうか?
決して楽しいものではない狂犬病ワクチンのイメージを、少しは明るくしていただけるかもしれません泣き笑い

 

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